塾報NO.43 2026年1月26日号
「その一歩を大切に」
目の見えない人は、あまり転んだりしない。ケガもしない。むしろ、目の見える人の方が石につまづいたり、ころんだり、物にぶつかったりする。なまじ見えるために、一歩が粗雑になってしまうのだ。
目の不自由な人は“手さぐり”で歩いている。一歩一歩が慎重である。謙虚である。一歩を歩くために全神経を集中している。これほど真剣な歩みは、目の見える人にはないだろう。人生で思わぬケガをしたくなかったら、世の中でつまずきたくなかったら、この歩みを見習うべきかもしれない。
狭量にならず、周囲を思いやるあたたかな心をもつ。
前にぶら下がる“楽”に飛びつかないで、広い視野をもち、未来への種蒔きを考える。
一つのことに固執せず、柔らかな発想力をもつ。
質の低い批評家になってはいけない。自らに厳しく内省的な人に。
謙虚な姿勢と態度。礼節を忘れないでいる。
「心はもと活きたり 活きたるものには 必ず機あり」
心はもともと生き生きとしたもので、心を豊かにして、誠実に生きていれば、それが必ず動き始めるきっかけとなります。