塾報NO.37 2025年3月20日号
「ついつい”やばい””まじ”を口にしてしまうあなたに」
表現力、読解力を下支えするのが語彙力(ごいりょく)です。
英単語を知らなければ英文が読めないように、言葉や表現を知らなければ、日本語の文章も読めません。母国語に関し、この点を軽んじている人は多いように思います。
日常会話、しかも、家族や友人などの輪の中、同じような年齢の人たちとの会話だけでは、なかなか語彙は増えていきません。どうしても、今使える範囲の言葉で居心地よく会話するだけになるからです。
年上の人や読書家の人が身近にいれば、その人の発言を注意深く聞いてみることが第一歩です。身の回りにそうした人がいない場合は、著名人の中で言葉遣いに惹かれる人を見つけ、その人の出演番組やSNSを追いかけることも良い学びになります。
王道であり、確かなのは新聞や本を一定量以上読むことです。
文章では口頭よりも熟語の割合が高くなり、語彙力増強にはもってこいです。
若くしてボキャブラリーのあることで知られている将棋棋士の藤井聡太さんも、司馬遼太郎や新田次郎、沢木耕太郎さんらの本を愛読しているそうですし、大人顔負けのしっかりした話し方をする俳優の芦田愛菜さんも、忙しい中で年300冊の読書をしているといいます。
言葉を知らぬ、意思表示のできない態度は、礼節を知らぬ人と映ります。
相手を思いやる広い心をもち、言葉豊かな人になること。これも十代のうちに学んでおきたい大切な教科の1つですね。
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塾報NO.24 2023年1月12日号
「お守り」
「健康」「金運」「縁結び」「安産」「学業」「安全」「厄除け」。世の中には実にさまざまなお守りがありますね。君たちなら,「合格祈願」「学業成就」でしょうか。
「どのお守り,一番ご利益がありますか。効き目の大きいのはどれですか」
どうやらお守りというものを誤解している人が多いようです。
以前,ある方から,こんなお話を聞いたことがあります。
「お守りというのは,御本尊様(仏様)の分身だと思ってください。お守りをいただくということは,その御本尊様を1年間預かるわけです。つまり,あなたが御本尊様を守らなくてはいけないのです」と。
お守りを持っているから,自分は少々無茶をしても大丈夫だろう。きっとお守りが守ってくれるはず。どんな願いも叶えてくれるはず。そんなふうに考えてはいけません。もしも,自分がいい加減で怠惰な日々を過ごしたり,無茶なことをすれば,それはすなわち御本尊様をも危険な目に遭わせることになる。
そうならないために,常に思慮深い行動を心がける。しなやかな心をもち,毎日の生活を,自分自身をたいせつにする。
それが,お守りのもつ意味なのです。
塾報NO.3 2021年1月号
「 クッキーの菓子箱」
以前読んだ新聞のコラムにこんなことが書いてありました。
スコットランドへの旅先で買ったクッキーの菓子箱におまけで入っていたカードに書かれていた言葉だそうです。
「いやなことばかり起きているあなたへ。いやなことがいっぱい貯まると幸運と交換することができますよ。」
悪いことや嫌なことが続いても、落ち込む必要も無いし、落ち込むどころか、「貯金」だと思えば、なんだか心に元気が湧いてきますね。
人生という空も快晴ばかりではありません。こころまで濡らす雨の日も、うつむいて歩くしかない強風の日も、手足が凍えるような雪の日だってあります。
そんな時、苦境から逃げないこと。自分と向き合うこと。強い精神を培うこと。そこに人間の真価があります。