教室を自分を育てる道場に

 

教室には「学び方十則」というものが掲示してあります。これは、勉強に取り組むときどういう心構えで学ぶかという点について、短く十の文にまとめたものです。


学び方十則

①「教えられるより、自ら学ぶ姿勢を身につけよう。」
 自主的にやろうとする強い気持ちが、少しずつ自分の心と身体を成長させてくれます。

②「自分をごまかすな、わからないのにわかったふりをするな。」
 学習を通して、誠実でまっすぐな人に育っていってください。

③「やり始めた事は、最後までやりとげよう。」
 達成感は次へのやる気につながり、努力を楽しめる人になります。

④「目標はやや高めに設定しよう。やさし過ぎても難し過ぎても不適当だ。」
 漫然と机に向かうのではなく、明確な学習計画を立てましょう。

⑤「物事にけじめをつけよう。勉強と遊びを混同するな。」
 集中して本気で取り組むと、物事の妙味、おもしろさが分かってきます。

⑥「友達とはお互いを向上させる厳しい友情を。それこそ真の友情だ。」
 怠惰な友人とは距離を置こう。彼(彼女)は、必ず君の足を引っぱります。

⑦「結果より経過を、答えより学び方を大切にしよう。」
 近道を探そうとしないで、そこまでに到る過程を丁寧に。

⑧「安易に質問する前に、自分で工夫してみよう。その上での質問が理解につながる。」
 強い依頼心は、人の成長をとめてしまいます。

⑨「勉強の仕方や努力してもわからないことは、先生にわかるまで質問しよう。」
 不確かで中途半端な理解は、後々、自分の借金となります。

⑩「人の評価は気にするな。自分を評価するのは自分だ。」
 質の高い人は、すべてを自分にフィードバックします。



この教室では、一人一人が自主的に学べる様に、つまり、大きくなって自主的に生きていける根っこのようなものを育てられればよいと考えています。